2008年07月03日
「この城、敵に廻したが間違いか」

セールからの帰り、オプシアに寄ってちょっと1冊。
オプシアの店員さんオススメの『のぼうの城』。
最初はオノ・ナツメ作の表紙に惹かれて手に取っただけだったのに、
立ち読みしてみたら面白くて、そのまま腰かけて全部読んでしまった。
最近オプシアを図書館のように使っててすいません。
これはいわゆる戦国モノ。
だけど主人公は成田長親というマイナーな城代。
長親は何をやらせても全然ダメで、馬にも乗れないし、百姓の手伝いさえもできないという木偶の坊っぷり。
で、ついたあだ名が「のぼう様」。
でくのぼうの、のぼう。
ちょうどクレヨンしんちゃんの『ぼーちゃん』みたいな感じ。
でも、ぼーちゃんは頭もよくて、意外に度胸もあるのに、
こっちののぼう様は本当になんにもできない。
だいたい武士が馬に乗れんてだけでダメじゃろ。刀も振り回せんし。
でもそんな男が急に、「秀吉と戦います」とか言っちゃうの。
みんな「えええええ!?」って思うんだけど、
のぼう様があんまりにも何にもできないから、
ついつい手を貸して一緒に戦ってしまうんよね。
はたしてこの木偶の坊っぷりは
皆をやる気にさせるための策なのか、
それとも本当に馬鹿なのか。
どちらにしても、馬鹿になるとは大変なことですねえ。
人物描写もちゃんとできてるし、途中で入る史実エピソードもくどくない。
文章もさらりとしていて読みやすい。
まあハードカバーで買うまではないので、文庫になったら買おうかな。
文庫の表紙もオノ・ナツメさんが描いてくれますように。
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